WSJT-X のソースを修正して
  直接 Hamlog にQSOデータを転送出来る様にしました。
2018.04.09 JA2BQX


wsjtx 原作者の K1JT Joe さんに wsjtx-ML にて問い合わせをしたところ
ソースを修正を加えたパッケージ版の公開、配布をする場合には
プログラム名を変える様にとのことでしたので修正したソースのみの配布とします。

各自がビルドした wsjtx-ja2bqx版 のパッケージ版を一般ユーザーがダウンロード可能な
Web , FaceBook , インターネット仮想ディスク等へのアップロードはお断りします。


ビルドをするには JTSDK の環境を整える必要があります。
これについては下記の JG1APX 飯泉さんの説明ファイルを参照して下さい。

新_-JTSDKインストールおよびコンパイル手順.pdfby JG1APX 2018.04.14  394 KB


wsjtx の基本的な動作は変わりません。
追加・変更されている個所は
 [ Configuration.ui ]
  File-Setting-Reporting
  自動で Hamlog に転送する/しないのチェックボックスを追加してあります。
  [ Prompt me to log QSO ] にはレ点を付けておいて下さい。
  Hamlog.hdb のあるフォルダを [ 参 照 ] ボタンで指定して下さい。初期フォルダは C:\Hamlog\Hamlog.hdb
  RR73 または 73 を送信すると自動的に [ Log QSO ] ウインドウが表示されます。
    ここで [ OK ] ボタンをクリックすると自動転送設定されていれば Hamlog に自動転送されます。

 [ mainwindow ]
  QRG 周波数表示の右側の [ Tx evne ] の表示を[ Tx 00/30 ] または [ Tx 15/45 ] に変えてあります。
  送信タイミングにレ点が付いている時には[ Tx 00/30 ] 背景色は空色。
  送信タイミングにレ点が付いない時には [ Tx 15/45 ] 背景色は黄色。
  時刻表示の背景色が偶数タイミングの時は空色。奇数タイミングの時は黄色。
  Tx1 から Tx6 は送信時は背景色が黄色、受信時は緑に変わります。
  なお、RR73 または 73 を送信時に Tx6 に先に移動してしまうのでは黄色になってしまいます。( 未修整 )

 [ LogQSO.ui ]
  Dx_call , Entity , Hamlog code , Entity_Name の欄を追加してあります。
  wsjtx の内部処理を利用して Dx_call から Entity を取得しています。
cty.dat の中の [ = ] の付いたコールサイン( ユニーク )を先に検索しなければ
  wsjtx の内部処理にて検索しています。
  この Entity より Hamlog code , Entity_Name を取得しています。

JA2BQX-thw-EN 版のサンプル画像


1.
ビルド前の処理。

下記のソースファイルは wsjtx v1.9.0 rc3 r8567 用です。
他のバージョンのソースに上書きしただけでは動作の保証はありません。
まずはオリジナルのソースを入手してビルドします。
すでに
C:\JTSDK\src\wsjtx-1.9.0-rc3\ のフォルダがある時は
リネームしておく、または削除しておいて下さい。

C:\JTSDK\wsjtx\garc\qt55\1.9.0\ のフォルダがある時は
リネームしておく、または削除しておいて下さい。


2.
JTSDK-QT を起動します。

コマンド欄に下記のいずれかを入力エンターキーを押します。
build-wsjtx -b gar -n wsjtx-1.9.0-rc3 -c debug -t install
build-wsjtx -b gar -n wsjtx-1.9.0-rc3 -c release -t install
build-wsjtx -b gar -n wsjtx-1.9.0-rc3 -c release -t package


3.
C:\JTSDK\src\wsjtx-1.9.0-rc3\ のフォルダがなければ
自動でソースのダウンロードが始まります。

オリジナルソースのダウンロードが終了しビルドが成功したかを確認します。
試しに起動して [ Help ] [ about WSJT-X ] を表示させて r8576 かを確認して下さい。



これ以外の時はソースが異なりますので次の処理は行わないで下さい。


4.
ビルドが成功したら src_wsjtx-r8576-ja2bqx.zip を解凍して
C:\JTSDK\src\wsjtx-1.9.0-rc3\ のフォルダに上書きします。


5.
次にJTSDK-QT を起動して JA2BQX-thw-EN をビルドします。

例 : build-wsjtx -b gar -n wsjtx-1.9.0-rc3 -c release -t install

Update from SVN Before Building? ( y/n )
  Type Response: 
...と表示された時には、今度は必ず n と入力する事!

( JA2BQX-thw-EN のソースが書き換えられてしまうのを防ぐため )


6.
ビルドが成功したら C:\JTSDK\wsjtx\garc\qt55\1.9.0\ のフォルダの中の
同梱されている hamlog50.dll をビルドコマンドに該当する wsjtx.exe のあるフォルダ内にコピーします。
パッケージ版を作成したなら標準インストール先は C:\WSJT\wsjtx\bin\ です。

例: C:\JTSDK\wsjtx\garc\qt55\1.9.0\Release\install\bin\wsjtx.exe
この wsjtx.exe を起動すれば JA2BQX-thw-EN 版が動くはずです。


7.
試しに起動して [ Help ] [ about WSJT-X ] を表示させて r8576 かを確認して下さい。



これ以外の時はソースが異なりますので、使わないで破棄して下さい。


こうなる原因として考えられるのはビルドコマンドが違う。
例えば build-wsjtx rinstall 等ではダメです。正しいソース r8576 版をビルド出来ません。
例えば r8576 と r8603 のソース mainwindow.cpp は update されている可能性があります。
そこに古い r8576 ( 今回の ja2bqx 版のソース ) を r8603 に上書きしたのでは
せっかくの update が無効になります。この事を良く理解して下さい。
何時でも、どのバージョンのソースにでも単に上書きすれば良いのではありません。
運よくビルドエラーが出なくてもダメですので必ず、速やかに破棄して下さい。


ビルドコマンドを間違えているのか r8576 以外のレポートが散見されます。
バージョンアップされたソースに対して正しく私が追加した機能を盛り込む様な修正を
加えてくれてあるのなら良いのですが、そうでは無くて例えば r8605 のソースを
ダウンロードして、そこに私のソースを上書きしてビルドでは動作保障は有りません。
  私が今回提供したソースは r8576 の物です。少なくても mainwindow.cpp は順次修正が加えられて
いますので私のファイルを単に上書きしただけではおかしな動作をする事が考えられます。

私は、その後 r8605 のソースをダウンロードして mainwindow.cpp を手直しをしてからビルドしています。

  Hamlog.hdb の処理フォルダは C:\Hamlog\Hamlog.hdb です。フォルダの設定変更を可能にしました。

ソースファイルの公開・配布は事情により取りやめました。


WSJT-X から Hamlog への転送には 【著作権 者】 JG1MOU 浜田氏作成の Hamlog50.dll を利用させて頂いています。
Hamlog への転送に関するソースコードは JR2QVA 大野さんにご指導頂きました。
[ Tx 00/30 ] 等の表示、切り替え、その他は JG1APX 飯泉さんにご指導頂きました。


JA2BQX-thw-EN 版の質問を本家の [ wsjtx-ML ] には投稿しないで下さい。
下記の掲示板、または Facebook にお願いします。
個人的にソースを修正してのビルドでのエラーは個別には対応しきれないと思いますのでご了承ください。

【免 責】
 エラーチェック等を十分にしておりませんので、十分な注意の上ご利用下さい。
 本プログラムを利用によって生じた全ての障害、予期しない結果等に対して
 一切責任を負いません。プログラムに瑕疵が有る場合も同様です。

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